こんにちは、おかんです!
先日、ひとり暮らしのおにいから、写メと共にLINEがありました。
さっき刺身用って書いてないサーモンを生で食べたのだけど大丈夫かな?
『短冊』て書いてあるから、お刺身みたいに切って食べるやつでしょ?
今日買って、すぐ食べたのでしょ?
うん
大丈夫だと思うよ
おにいとLINEでやり取りをしたものの、私はなんだかスッキリしません。
たしかに「刺身用」か「生食用」のどちらかの記載はあるはずなのに、どっちも書いてない。
本当に生で食べても大丈夫なのかな?
おにいは胃腸が弱いのに、お腹下したらどうしよう・・・⁉
私はますます不安になり、直ぐに調べました。
調べた結果は・・・生食OK!
ひとまず安心(´▽`)
自炊に励む心意気を褒めよう
よく食べる男子学生にとって、お寿司やお刺身は豪華で、贅沢品。
おにいは幼少期から好き嫌いなく何でも食べる子だったけど、特に、お刺身やお寿司が大好きでした。なので、自炊でもお刺身は欠かせないのでしょう。
食品ロスを減らすための夕方の割引セールでゲットしたお刺身に海鮮丼のタレをかければ
あっという間にリーズナブルなのに贅沢な一品の出来上がり!
食べ終わり、後片付けをしている時にふと思ったのだろう…
え!「刺身用」って書いてなかった…
実際、おにいがすすっとネットで検索すれば、すぐに答えは出るのだが、そこを敢えて、私を頼ってくれたことが素直に嬉しい!
おかんの主婦としての力の見せ所だ!
何が怖いって、そりゃあアニサキスでしょ!
お寿司やお刺身の生魚は本当に美味しいものだけれど、食べる時に気をつけるべきことがあります。
生魚の中には「アニサキス」という寄生虫がいることがあるのです。
皆さんもきっと一度は耳にしたことがあるでしょう。
「アニサキス」とは
- アニサキスとは、長さ2~3cm、幅0.5~1mmくらいで、白色の少し太い糸のように見える、寄生虫(線虫)の一種です。
- サバ、アジ、サンマ、カツオ、サケ、イカなどの魚介類に寄生します。
- アニサキス幼虫が寄生しているそれらの魚介類を生(不十分な冷凍又は加熱のものを含む)で食べることで、アニサキス幼虫が胃壁や腸壁に刺入して食中毒(アニサキス症)を引き起こします。
- 症状として、食後数時間後から十数時間後に、激しい腹痛、悪心、嘔吐を生じます。
- アニサキスによる食中毒の予防法としては、鮮度の徹底と目視による確認。
そして、十分な加熱と冷凍が最も有効です。
おかんは幸いにもまだ経験したことがないけれど、聞くところによると、とっても痛いらしい…
大の男の人でも、痛くて痛くて、のたうち回るほどだそうです。
そりゃあそうですよね、胃壁に穴を開けるのですから。
「アトランティックサーモン」はどうなの?
おにいがお刺身で食べたのは「アトランティックサーモン」だったので、今回は「アトランティックサーモン」について調べたことをまとめました。
ここ最近、回転寿司でも大人気のサーモンですが、そのほとんどが「アトランティックサーモン」なんだとか。
日本で輸入販売されているものはほぼ養殖で、その養殖過程ではアニサキスの発生はほとんど見られないとのこと。
その上、捕獲されてから直ぐに冷凍保存され出荷されるので、24時間以上長時間の低温に弱いアニサキスは冷凍保存により死滅する。
よって、日本に輸入されるものは安全性が高いと言える。
アトランティックサーモンに限らず、生魚を食べる時は、「鮮度」「目視による(アニサキス)確認」「冷凍の有無」の3点が最も重要な確認すべき点ですね!
値段シールの表示から見分ける方法(生食の可否)
まず、値段シールに表示されている語句として以下のものがあります。
①刺身用 ②生食用 ③消費期限 ④短冊 ⑤解凍 ⑥養殖 ⑦加熱用
①刺身用
魚の皮なども綺麗に剥がれ、見映えも良く、食べ易く、柵にカットされたもの。生食可能
②生食用
捕獲されてから、一度も冷凍保存されずに物流されたもの。生食可能
③消費期限
製造者が記載した食品が安全に食べられる期限。すなわち、この期限を過ぎたら食べない
生食可能の場合、だいたい翌日か、翌々日までくらいの設定
④短冊
刺身用にカットされる前のブロックの状態。刺身用に比べて割安。生食可能
⑤解凍
冷凍されてから解凍し販売されたもの
⑥養殖
養殖されたもの
⑦加熱用
加熱を要するが、記載が無い場合が多い。魚の皮などがついている場合は「加熱用」だと判断する
では、ここで質問!
皆さんが、お刺身で食べるとするなら、どの表示を基準に選びますか?
基本「①刺身用」や「②生食用」の表示があるものを選びますよね?
でも、①②どちらの表示もない場合は、刺身として食べても良いのでしょうか?
答えは、当然✖ ダメですよね。
①②のどちらの表示もない場合は、基本⑦の「加熱用」と考え、また「加熱用」は表示が無い場合が多いので、①②⑦の表示がないものは「生食」はやめた方が良いということになりますね。
逆に、①②のどちらかはもちろん、④短冊、⑤解凍、⑥養殖 いずれかの組み合わせで表示されているものは生食OKということになりますね。
おにいの場合
おにいが購入した「アトランティックサーモン」の場合、ラップの記載は④短冊と⑤解凍の組み合わせでした。
つまり、その「アトランティックサーモン」は、①刺身用にカットされる前の状態なので、⑤短冊との表示。
また、一度、冷凍保存してあるので、②生食用と表示をせずに、⑤解凍と表示されていたのです。
よって、これらの組み合わせにより、生で食べても良い○との結論に至りました。
やったー!良かった!
まとめ
生魚を購入する時は、「鮮度」にこだわり、アニサキスの死滅にも関わってくるので、「冷凍の有無」にも気を配り、厳選するのが良いでしょう。
「刺身用」、「生食用」との表示がなくても、それ以外の語句で生食OKと判断できます。
生食OKと判断する方法
- 刺身用、生食用の表示があるか?
- 短冊、解凍の表示があるか?
- (刺身用、生食用の表示がない場合)お刺身や生食用の商品と同じ棚に陳列されているか?→加熱用のものとは陳列を区別しているはず
- 消費期限はいつか?→生食可能の場合、だいたい翌日か、翌々日までに設定されている
これらを複合的に判断すれば、生食可能かどうか、判断できるでしょう。
ただ、どうしても自己判断つき難い場合は、思い切ってお店の方に聞きましょう。
それが一番安心ですね 笑
疲れていても自炊を頑張っているあなたのお役に立てれば嬉しいです。
ストック品としてこちらもお忘れなく!
最後まで読んで頂き、ありがとうございました!
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