大学受験で、みんなは何校くらい受けてるのかな?
たくさん受ければ合格する率も上がるけど、その分 受験料もかかるし 悩むなぁ・・・
大学受験において受験校を決めるとき、このような疑問はありませんか?
受験生本人のみならず、その親御さんもが悩むであろうことのひとつだと思います。
ここでは、一浪を経験し、京大生になった息子が実際に受験した大学と その合否について、息子と一緒に 受験に奮闘した母が赤裸々にお答えします。
息子の受験について
私の息子(おにい)は一浪を経て、2021年3月 第一志望校であった京都大学 工学部に合格しました。
おにいの現役時はセンター試験を受験する最後の年だったので、超安全志向の特徴が顕著に表れた受験年でした。
浪人時はセンター試験から切り替わった 第一回共通テストでの入試。
さらには、コロナウィルス感染症に振り回されたなかでの受験でした。
おにいの京都大学受験については、こちらの記事を併せてご覧ください。
→「京都大学受験/現役・浪人で宿泊したホテル/コロナ禍付き添い体験談」を読む
実際に受験した大学と合否
現役時 → 1校のみ出願・受験
現役時はおにい本人が「京都大学工学部前期一択」の選択肢しかありませんでした。
浪人時 → 5大学 6学科 出願 / 4大学 5学科 受験(うち1学科は共通テスト利用)
一浪を経て、次のないおにいは 京都大学のみならず、併願校、実力相応校として5大学 6学科に出願。
実際には 4大学 5学科を受験しました。
《2021年度 受験した大学と合否》
受験校 | 志望 | 種別 | 試験日 | 合否 |
---|---|---|---|---|
京都大学 | 第一志望 | 国立/前期 | 2/25.26 | 3/10合格 |
慶應義塾大学 | 併願校 | 私立 | 2/12 | 2/22合格 |
大阪府立大学 | 併願校 | 公立/中期 | 3/8 | 3/23発表なし |
九州大学 | 併願校 | 国立/後期 | 3/12 | 受験せず |
同志社大学 | 実力相応校 | 私立/全学部 | 2/4 | 2/15不合格 |
同志社大学 | 実力相応校 | 私立/共テ利用 | 1/16.17 (共通テスト日) | 2/19不合格 |
同志社大学は予備校の近くを地方受験会場として選択できました。
今だから告白しますが、恥ずかしながら、京都大学以外の学校にはオープンキャンパスも含め、受験前に一度も行ったことがありませんでした。
不安を抱えたままの受験だったので、事前の下調べにはかなりの時間をかけました。
情報収集について詳しく知りたい方は こちら からどうぞ。
第一志望校
現役時においても浪人時においても第一志望校は変わらず、京都大学 工学部でした。
京都大学
今振り返ると、現役時のおにいの学力は京都大学に合格できる域ではありませんでした。
実際、現役時の2次試験の数学では、完全解答できた問題が一つもなかったとおにいは言っていました。
その悔しさをバネに、1年間予備校で苦手な数学のレベルアップに尽力を注いだようです。
浪人時の学習面においては私は一切口は出さず、すべておにい本人に任せました。
京都大学入試前に、同志社大学の合格発表があり、「ひとまず1校は合格」という切符を手にした状態で入試に挑む予定でしたが、残念ながら不合格で安心は得られず。
慶応義塾大学の合格発表も本来なら2/22でしたが、結果でモチベーションが左右されるのはよくないと親子で話し合い、2次試験が終わってから合否をみようと決めました。
なので、2次試験前にはまだどこの大学にも合格できていないという心理状態での受験でした。
2次試験が終わり、帰宅する車中で、慶応義塾大学の合格を知り、ひとまず安堵。
それから合格発表までの12日間はとてつもなく長く感じました。
ネットで合格を知ったときは、おにいと私、そして仕事の合間に帰宅した夫(おとん)と3人で喜びの涙を流しました。
合格おめでとう!
本当によく頑張ったね
併願校
浪人の期限は1年間という約束だったので、併願校の受験は国公立大学、私立大学ともに必須でした。
国公立大学では、後期日程での九州大学、中期日程での大阪府立大学に出願しました。
私立大学は、慶應義塾大学でした。
慶應義塾大学
おにいの浪人当初、慶應義塾大学の受験など考えたこともありませんでした。
「私立は慶應か早稲田受けるかも・・・」とおにいは言っていましたが、冗談だと思っていました。
それほど、私も京都大学合格というおにいの目標に乗っかっていたのだと思います。
おにいの頑張りもあり、成績も順調に伸びていくなかで、やはり「挑戦したい」という気持ちが湧いてきたのでしょう。
早稲田大学は入試の日程の兼ね合いから受験しませんでした。
色々予定を組むのは大変でしたが、前泊、後泊も含め 2泊3日で、親子で三田キャンパスに行きました。
この入試についてはこちらの記事にまとめていますので、よろしければご覧ください。
→「付添いホテルの参考に!地理知識ゼロ母が語る【慶應義塾大学受験体験談】」を読む。
→「付添体験談/宿泊ホテル、交通手段、費用について語ります!慶應義塾大学入学試験」を読む。
合格発表日は2/22でしたが、実際に合格を確認したのは2/26 京都大学 2次試験が終わってからでした。
自宅帰りの車中で、おにいが歓喜で絶叫したのは言うまでもありません。
合格おめでとう!
この 2人だけの「入試付き添い旅行」は一生忘れない。
私の記憶に残る、とても嬉しかったおにいとの思い出です!
大阪府立大学
京都大学の合格発表が3/10。
その2日前の3/8が入試日だったので受験すべく、前日から現地入りしました。
と、この入試で、おにいはあり得ない失態をしました。
なんと、共通テストの受験票を忘れたのです。
入試当日、学校まで一緒に行く道中で、受験票を忘れた旨、まずは試験監督に伝えるようにおにいに声をかけました。
大学の門の中へは入れましたが、コロナ感染症予防対策のため、講義棟入り口で別れ、おにいを見送り。
その後の対応の仕方はおにい自身が聞き、試験はどうにか受けることができました。
が、実際におにいからこれらの連絡がきたのはお昼休憩の時間。
この時の待っている間のヒヤヒヤ感やソワソワ感は、言葉では言い表せないくらい居心地が悪かったです。
このような失態をしながらも受験した2日後、京都大学の合格を確認できたので、忘れた共通テスト受験票の対応はしなくてもよくなりました。
3/23の合格発表については、おにいの場合、京都大学に合格したので合否はでませんでした。
中期日程で受験しても、後日に前期日程で合格した大学で入学手続きをした場合、その合否はでないことになっています。
この受験票を忘れた体験談については 後ほど記事にしますので、しばらくお待ちください。
京都大学の入学手続きをしたので大阪府立大学の合否はでませんでしたが、本音を言うと知りたかったです。
京都大学の合格発表日がもう少し早ければ、受験もしなくてもよかったのですが・・・
でも 失態談もふくめ、貴重な体験ができた受験でした!
九州大学
京都大学と同じ旧帝大であり、学力、入試科目や配点などを考慮した上で、後期日程で出願しました。
京都大学の合格発表が3/10 正午にあり、ネットで合格を確認したので、受験せずに済みました。
宿泊を予定していたホテルも合格確認後すぐにキャンセル。
受験するために、事前に様々な情報を収集していましたが、活用せずに済んで良かったです。
九州大学には今でも一度も行ったことがありませんが、情報収集を通して、いつかは訪ねてみたい大学のひとつになりました。
実力相応校
第一志望の京都大学と同じ京都ということで、実力相応校として、同志社大学を受験しました。
同志社大学
理工学部を希望しており、①一般選抜の全学部日程、②共通テスト利用 の2通りで受験しました。
それぞれ別々の学科で出願しました。
日程 | ①全学部日程 | ②共通テスト利用 |
---|---|---|
試験日 | 2/4 | 1/16,17(共通テスト) |
会場 | 神戸 | ― |
合格発表 | 2/15 | 2/19 |
入学手続き締切 | 2/24 | 3/11 |
①全学部日程は会場が神戸ということで日帰りで受験でき、日程的にも身体的にも負担が少ないからと選択しました。
②共通テスト利用での募集人数は2名(募集要項による)
狭き門でも受験したのはいわゆる「捨て銭」問題が絡んでいたからです。
入学金の支払い期日が3/11。
京都大学の合格発表3/10まで猶予がありました。
つまり京都大学に合格すれば、入学金を払わなくて済むのです。
共通テスト受験前でしたが、とりあえず出願しました。
1月の共通テストは前年のセンター試験時よりも得点がアップ。
おにい自身からも手応えを感じていたのですが、2月に入ってすぐに体調を崩してしまいました。
熱はなく、どうにか薬で①全学部日程試験の前日に復活できましたが、同大学の入試対策を全くできませんでした。
結果は①②ともに不合格。
何事においても油断は禁物です。
まずは実力相応校の大学に合格し平穏を得てから、京都大学を受験したかったのに・・・
思惑通りにはいかなかったです。
受験においては、欲張らず、謙虚に、いつも通りを心掛けることが大切なのだと学びました。
まとめ
受験校 | 志望 | 合否 |
---|---|---|
京都大学 | 第一志望 | |
慶應義塾大学 | 併願校 | |
大阪府立大学 | 併願校 | 発表なし |
九州大学 | 併願校 | 受験せず |
同志社大学 | 実力相応校 | 不合格 |
同志社大学 | 実力相応校 | 不合格 |
京都大学に合格したからといって、受験したすべての大学に合格できるわけではありません。
受験した大学それぞれに思い入れや受験のエピソードがあり、親子で貴重な体験ができたと今は思っています。
おかん、受かってなかったわ・・・
でも、京都には絶対に合格できるように頑張るから!
この言葉通り、第一志望の京都大学に合格したときの喜びは半端なかったです。
自分が納得できる結果であれば、何もすべてが完璧でなくてもいい。
目標をしっかりと持ち、信念と努力を貫けば、必ずや結果は得られる。
現役合格は果たせなかったけれど、浪人時代に精一杯頑張ったおにいの努力を褒めてあげたいです。
浪人の1年間は もう1年おにいと一緒に過ごせる時間が増えた!と、ただ単純に嬉しかったです。
さらに受験時には 色々な大学への付き添い体験、なかでも慶応義塾大学へは2人だけで受験地に行ったりと、私にとって心に残る、とても良い思い出となっています。
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