受験・教育

大学受験のホテル選び/前泊は?付き添いは?親がおさえるべきポイント【現役時と浪人時の体験談】

受験・教育
受験生母
受験生母

子どもが受験する大学が遠方の場合、やっぱり前泊って必要よね?

そもそも大学受験で、親は付き添うのかしら?

受験生父
受験生父

宿泊先は何を基準に選んだらいいのだろう?

いつくらいから宿泊ホテルの予約を取ったらいいのかな?

子どもの大学受験で宿泊を伴う必要がある親御さんは
このような悩みを抱えてはいませんか?

かくいうおかんも、おにいが現役時はよくわからないままに宿泊先を決めました。

そして、浪人時においては前年の失敗を踏まえた上で、宿泊ホテルを決めました。

ここでは、おにいが現役と浪人で2回大学受験を経験したことで得た知識を基に、
受験時の宿泊ホテルの選び方について、親がおさえるべきポイントをまとめました。

押さえるべきポイント

・日時の決め方

・親の付添いの有無

・宿泊ホテルを選ぶ基準

・予約する時期

これらのポイントを意識した上で宿泊先を選んだ結果、
おにいは宿泊を伴った受験大学すべてに合格することができました。

大学受験での宿泊ホテルを決める上で、お悩みのある方はぜひ、最後までご覧ください。

現役時と浪人時の宿泊先について

現役時
・前期日程での京都大学のみの受験だったので、宿泊ホテルも京都大学周辺で探した。
・検索基準は情報収集で得た 京都大学生協の受験宿泊パックがメイン
 ※ 受験宿泊パックについて知りたい方はこちらを参考にしてください
付き添い→○
浪人時
・2021年、第一志望の京都大学(前期日程)、
併願校(中期、後期日程での受験)、私立大学を受験
・京都、大阪、福岡、東京で、宿泊ホテルを探した。
付き添い→○
大学名京都大学大阪府立大学九州大学(※)慶応大学
場所京都府大阪府福岡県東京都
期間
(前泊+試験当日)
2泊3日
(試験日2日間)
1泊2日1泊2日2泊3日
(試験日1日)
後泊なしなしなしあり
交通手段
(自宅~ホテル)
新幹線新幹線、飛行機
交通手段
(ホテル~大学)
電車+徒歩電車+バス+徒歩徒歩
付添いの有無
※九州大学は受験せず、キャンセル(前期日程で京都大学合格のため)

京都大学入試で 実際に宿泊したホテルについて知りたい方はこちらからどうぞ。
「京都大学受験(現役・浪人)で宿泊したホテル/コロナ禍付き添い体験談」を読む。

慶應大学入試で 実際に宿泊したホテルについて知りたい方はこちらからどうぞ。
「慶應義塾大学入学試験での宿泊ホテル、交通手段、費用について語ります」を読む。

日程を決める

PLANと並べた小さな積み木

まず、宿泊ホテルを決めるにあたって、最も重要なことは日時の決定です。

  • 前泊、後泊は必要か?
  • 他の試験日との兼ね合いを考慮しているか?(私立の場合)

受験期を無理なく過ごすために、これらは重点的に注意すべきことです。

おかん
おかん

以下より詳しく説明しますね!

前泊・後泊は必要か?

受験時に宿泊を伴う必要がある場合、大多数の皆さんは前泊を考慮に入れているでしょう。

前泊中に試験会場(大学)の下見に行きますからね。

では、一方の後泊はどうでしょうか?

受験した後のことなので、前泊ほどの必要性は感じていない方が多いのではないでしょうか。

たしかに、交通手段の最終時間に間に合うのなら
「少しでも早く帰りたい」
「次の試験に向けて家で勉強したい」
などの心情があるでしょう。

しかし、考えてみてください。

数万人の受験生が一度に試験終わりに移動するのです。

昨年はコロナ禍もあり、三密を避けるために、
時間差の退出対応を行なっている大学が多かったです。

試験終了時間にもよりますが、夕方ともなれば周りも暗くなってきます。

そんな中、時間差の退出であったとしても数千人の受験生の中から子どもを探し、
合流するのは至難の業。

実際のところ、慶應大学の受験時、おにいと合流できたのは
試験後1時間近く経ってからでした。

なかには、ようやく子どもと合流できたのに、試験の出来を確認する間もなく、
急いで最寄り駅に向かうたくさんの親子を横目で見ました。

「後泊予定で宿泊ホテルを予約していてよかった」と、その時 心底思いました。

このように、前泊はもちろんのこと、後泊についてもよく考慮し、
日時に余裕をもたせて決定しましょう。

他の試験日との調整

次に、第一志望の大学の受験日を最優先にして日時を決定します。

基本、国公立大学の場合、前期日程試験は2月25日、26日。
(1日のみ、2日間実施の大学もあれば、3日間実施の大学(学部)もあります)

前泊・後泊を考慮しながら、それ以外の空いた日程で、
余裕をもたせて日時を組み込んでいきます。

特に、私立大学の場合、試験日自由選択制度が活用できます。
受験できる回数が増えるメリットはありますが、無理のない範囲で予定を立てましょう。

宿泊日程がタイトに詰まった日時は、
時間や体力的な負担がかなりかかるのでおススメしません。

以上のことは、受験校を決定する上でも重要な要素の一つとなるので、
受験校を選別するのと同時に、併せて熟考しましょう。

親は付き添うべきか?

頭を抱えて困っている人

結論からして、親自身が迷っているなら付いて行きましょう

付き添いに関して、子ども本人が断固として拒否をする場合は絶対にやめておきましょう。

ただ、子どもが不安そうなものの、自ら意思表示をしてこない。

親自身が付いて行ってあげたいけど、子どもの本心がわからない。

などと悩んでいるのなら、『後悔先に立たず』と言うように
いっそのこと付いて行ったほうが賢明です。

実際のところ、宿泊を伴う受験においては
たくさんの親御さんが付き添われていました

親子で思い残すことのないようにじっくりと話し合い納得して決めましょう。

おかん
おかん

わたしは全てに付き添ったよ!
付き添うことで、おにいの体調管理や試験会場まで見届けられたという安心感が得られるよね。

おにいの大学受験で、わたし自身が思い残すことは全くないよ!

宿泊ホテルを選ぶ基準

ホテルの部屋の中のベッドとソファー

宿泊ホテルを決定する上で、わたしが重視した『ホテルの基準』となるものを挙げます。

  • 受験する大学までの距離(宿泊ホテル~試験会場となる大学まで)
  • 交通手段(数パターンの準備)
  • 部屋タイプ
  • 朝食時間
  • 料金

おかん
おかん

おにいが現役時の失敗談も紹介しています。
失敗しないために、ぜひとも以下を参考にしてくださいね!

大学までの距離 ・交通手段

試験当日の大学(会場)までの交通手段として、一番ベストなのは徒歩

自分の足に勝るものはありません。

ただ、都市部を除いた、主要な大学はほぼと言っていいくらいに
山の奥だったり辺鄙なところに多くあります。

最寄り駅から徒歩10~15分は当たり前ですね(-_-;)

宿泊ホテルは大学に近ければ近いほどいいのだけれど、それは誰しもが思うこと。

ホテルに空きがなく、少しずつホテルから大学までの距離が離れていくようなら、
当日の移動の交通手段も数パターンを候補に入れ、検討する必要があります。

  1. 徒歩
  2. 電車・地下鉄・バスなどの公共交通機関
  3. タクシー・自家用車

この順番で試験当日の移動の交通手段を考えましょう。

電車の場合は、大学の最寄り駅に近い、またはその沿線沿いのホテルなどを中心に、
乗り換え回数大学までの所要時間、徒歩での移動時間などを考慮しましょう。

また自家用車やタクシーの場合は、ホテルでの駐車場確保の可否
大学までの数パターンのルートの確保、かかる所要時間を考慮しましょう。

部屋タイプ

部屋のタイプはシングルルームで予約を取るのがベターです。

付き添いを予定している場合でも シングルルームを2部屋で取りましょう。

付き添いの場合、たいていの方は宿泊する部屋のタイプをツインルームで探します。

なので、受験期が近づくとツインルームから先に予約で埋まっていってしまいます。

秋から冬にかけて、大学に近いホテルは軒並み予約でいっぱいです。

その結果、ツインルームでの空きがないからと言って、
大学からかなり離れた、交通の便が悪いホテルを仕方なく予約することになりかねません。

ツインルームに拘らず、シングルルームでも探してみましょう。

受験時においてはシングルルームで予約するほうが実はメリットが多いです。

シングルルームを利用するメリットについてはこちらをご覧ください。

受験日であっても いつもと同じように過ごすことが一番重要です。

そのためにもルーティンを実践できる シングルルームの予約おススメします。

朝食時間

朝食付きプランの場合、試験当日の朝食の開始時間
ホテルの予約時に必ず確認しておきましょう。

受験宿泊パックなどの受験生対応での宿泊利用の場合は 事前に配慮されています。

しかし、ネット予約などの個別での宿泊利用の場合
朝食の開始時間が6時半からというところもあったりするので必ず確認しましょう。

大学から近いホテルであればあるほど、たくさんの受験生が宿泊しており、
皆、試験当日は同じスケジュールの基に行動します。

そのため 朝食時間も重なり朝食場所もとても混雑します。

出発時間や朝食にかかる時間、準備する時間などに余裕をもたせるために、
朝食の開始時間は 6時~ 対応のホテルが良いかと思います。

ちなみに、おにいが現役時に宿泊したホテルは朝食時間が7時からでした。

朝食付きプランを選びましたが、出発時間に間に合わないので、
2日間ともに前日にコンビニで買ったパンを朝食とし、自室で食べました。

浪人時は上記の失敗からホテル予約時に朝食時間の確認をしました。

そのホテルは試験日の全日(25,26,27日)のみだけでしたが、
朝食開始時間は5時半からの対応でした。

受験する大学の試験日程やスケジュール、またはその宿泊先によって、
朝食付きプランにするか、どうかもよく考慮しましょう。

料金

(宿泊を伴う)受験する大学が多くなれば、必然的にコストもかかります。

親としてはここが一番のネックですね。

コスト重視のため、試験当日の大学までの時間や交通費を異様に費やすことになるのは
もってのほか。

頑張っている子どもの将来のため、ここで出し渋る訳にもいきません。

かと言って、何でもかんでも費用がかさむのはよくありません。

でも、自分で収集した情報を上手に利用すれば、無駄遣いを回避できることもあります。

詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。

自力で情報収集した知識を上手に使って、ぜひコスト削減に繋げてくださいね。

予約はいつから?

カレンダーの日にちの一部

年が明けると大学共通テストや私立大学の入試が始まるので、
年末までには必ず各大学に該当する宿泊ホテルを1つは予約しておきましょう。

受験時の宿泊ホテルについて、たいていの方が夏休み中に意識をし始め、情報収集をします。

そして、夏休みが終わった後くらいから予約される方が増えていきます。

実際に、おにいが京都大学生協の受験宿泊パックでの予約(一般入試)は、
受付開始初日の9月10日にしました。

受験時の宿泊ホテル予約のなかで、この予約が一番最初でした。

それ以降11月末までに、中期日程、後期日程、私立大学で受験する予定のすべての大学周辺
宿泊ホテルを予約しました。

何せ大学から近い、交通の便のよいホテルは直ぐに予約で埋まってしまうので、
早めの情報収集をして、めぼしいホテルがあればすぐに予約を入れましょう。

今のこの時期だと既に予約でいっぱいで希望通りのホテルが取れないこともあるでしょう。

それでも最低限の宿泊ホテルは確保しておかなければなりません。

しかし、悲観することはありませんよ。

なぜなら、大学共通テストのでき次第で受験校を変更せざるを得なくなり、
国公立大学の出願時期には予約のキャンセルがでてくるからです。

なので、既に予約をしていたとしても、上記の場合を期待、想定して、
より自分の条件に合うホテル探しは続けておきましょう。

おかん
おかん

めぼしいホテルのキャンセルが出ていないか、
こまめにチェックする習慣をつけましょう。

まとめ

皆で歓喜のジャンプ

親が押さえるべきポイント

【日時の決め方
前泊だけではなく後泊についても考慮が必要
第一志望校(国公立大学)メインに日程を組む
タイトな日程は避ける

親の付添いの有無】
子どもが拒否している場合は行かない
親が迷っている場合は行ったほうがよい
親子でよく相談して決定する

宿泊ホテルを選ぶ基準
・大学(試験会場)までの距離・交通手段
一番ベストは徒歩
電車・地下鉄・バスなどの公共交通機関を利用
数パターンの交通手段を考慮しておく

・部屋タイプ
シングルルームでの予約がベター(付き添いの場合も含む)

・朝食時間
朝食開始時間を予約時に要確認
状況に応じて(朝食有無)プランを決定する

・料金
必要の範囲内で考慮する(情報収集した知識の活用)
コスト削減を意識する(併用予約の活用)

予約する時期
夏休み明けから予約開始
年内中には各受験大学に該当する宿泊ホテルを一つは確保しておく

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大学受験時は親も子もわからないままに行動し、
試験日はあっという間に過ぎ去ってしまうものです。

今までの行動が正しかったのかどうかは 後の合否結果が証明してくれます。

私たち親子が一度目の失敗で学んだこと

そして、二度目の受験でそれを生かし、合格を勝ち取ったこと

この体験談が受験生を抱える親御さんのお役に立てれば嬉しく思います。

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